今回、ピーナッツレザー®を使用した大人用トートバッグとお子様用のリュックサックをNUIZA縫EMON柏と柏タカシマヤ共同企画でクラウドファンディングで販売いたします。 親子で同じ素材のバッグを使用することで、普段のお出かけをより楽しんで欲しい。そんな想いを込めてデザインいたしました。

【大人用トートバッグ（男女兼用）】

＜素材＞
表地　合成皮革（ピーナッツの薄皮を約10％混用しています）
裏地　綿100％

＜サイズ＞
横33.0cm　高さ40.0cm　マチ幅1.5cm
内側　ファスナーポケット×1　21.0ｃｍ幅
　　　オープンポケット　×2　13.0ｃｍ×12.0ｃｍ　1個
　　　　　　　　　　　　　　 11.5ｃｍ×12.0ｃｍ　1個

【お子様用リュック】

＜素材＞
表地　合成皮革（ピーナッツの薄皮を約10％混用しています）
裏地　綿100％

＜サイズ＞
横24cm　高さ29cm　マチ幅6cm
内側　ファスナーポケット×1　14ｃｍ×14ｃｍ
　　　オープンポケット　×1　12ｃｍ×12ｃｍ

ピーナッツレザー®は千葉県産 落花生の薄皮とPVC（ポリ塩化ビニル）を適切に配合して作った合成皮革です。動物由来の本革とは異なり、ロールの布生地として生産されるため加工性が高く、製品を製作した後に生じる端材も有効活用して余すことなく布生地を使用することができます。

レザーの風合いを持ちながら水や汚れ、虫害や腐食に強い素材のため、様々な製品を製作することが可能です。

原料として使用している落花生の薄皮は、有限会社 木村ピーナッツの薄皮を使用しており、千葉県内の生地生産工場が有する特殊技術を活かして合成皮革を生産しております。

千葉県の落花生は、日本全国の生産量に占める割合が85.1%（令和4年）と全国に誇る特産作物ですが、加工商品を作る過程で多くの薄皮が廃棄されています。木村ピーナッツでも1日凡そ10kgの薄皮が廃棄されています。＜NUIZA縫EMON柏＞の飯島暁史氏は、この廃棄予定の薄皮を使って生地を作ることはできないかと考え、試作を重ねた結果、合成皮革の原料の一部として使用した「ピーナッツレザー®」が誕生しました。

現在、すでに鞄やポーチなど、B to C向けのプロダクト開発に成功していますが、今後はB to B向けのビジネスも展開し、街中の飲食店のソファ席や大型家具、自動車のシートなどにもピーナッツレザー®を使用していただきたいと考えております。千葉県にゆかりのある企業との積極的な連携も視野に、ビジネス展開を見据えていきたいです。

千葉県ならではのピーナッツの皮を使用し、レザーのような風合いを持ちながら水や汚れ、虫害や腐食に強い合成皮革素材ということで、非常に興味を持ちました。

このような食品残渣を使用した商品をお客様に訴求をしていくことが、今後の百貨店に重要であると感じていました。

そこで、今回「NUIZA縫EMON柏」様と協力して①お客様にリアルに使っていただけるデザイン②子育てファミリーが多い商圏特性を踏まえ、親子で使えるデザインをコンセプトにデザイン案をお願いしました。

こだわったポイントは、ジェンダーレスで持てるシンプルなトートバッグをベースにトレンドも意識したデザインをプラスすること、またお子様用リュックはとにかく見た目をかわいくするためピーナッツの形に近づけていただくことを要望し、何度か修正を重ねてお客様に自信をもっておすすめできる商品が完成しました。

親子での楽しいおでかけで使っていただけると嬉しいです。